「の・ようなもの」
「犯人とみられる男は、バールのようなもので金庫をこじ開けたとみられ―。」
ニュースでよく耳にする常套句、「バールのようなもの」。
この「のようなもの」はともかく
私はバールそのものを見たことがありませんでした。
お恥ずかしい限りですが・・・。
そのバールとの初めての出会いは、当社の倉庫の中。
手にしたバールは、思ったより大きくてずしりとしていて
ああ、これなら金庫もこじ開けられそうだな
と妙に納得してしまいました。
でも、と思います。
じゃあ、バール「のようなもの」って、なんだ。
バールに似てるものって、あるんだろうか。
バールは結構独特のかたちをしています。
これに似ているものを探すとなると
…結構大変そうです。
なので、ニュース原稿を書かれる方に注文。
何にも考えずに常套句にとらわれてばかりいないで
「バールでこじ開けたとみられ」とか
「金属の棒などでこじ開けたとみられ」って
表現でもいいんじゃないでしょうか。
バールはあるけど、バールの「ようなもの」は
もしかしたらこの世にないのかもしれません。
販売促進課 奈良井