クッキーとビスケット
「お疲れ様でーす。あの、在庫見てくれます?」
Iさんから電話です。
「はいなんでしょう」
「打撃スパナなんだけど、わかります?」
「ええと」
「打撃スパナ。片方がレンチになってるやつで…」
「えースパナで、レンチ…」
あれ?
打撃“スパナ”なのに“レンチ”になってるやつ?
うーむ。“スパナ”と“レンチ”って
どうちがうんだろう。
調べてみると
英語の「O(オー)」みたいに、輪が閉じてるのがレンチで
英語の「C(シー)」みたいに、開いてるのがスパナ。
というのが日本では一般的らしいんですが
厳密な区分はなくって、
輪が開いてても「モンキレンチ」と言うし
そもそも輪がなくっても、「六角棒スパナ」なんていう。
どうも、イギリス英語とアメリカ英語のせめぎ合い、のようです。
クッキーとビスケット、みたいな感じですね。
サッカーとフットボールとか。
なーるほど。
あ、冒頭の打撃スパナ。
ちゃんと在庫はございます。
片方が叩けるようになっていて
片方が、“レンチ”になってるやつ。
BTS推進室
奈良井